この記事の目次
コミュニケーションテンプレート集
業務でよく使うメール・チャットのテンプレートをまとめました。コピーして使ってください。
報連相の考え方を学びたい方へ テンプレートを使う前に、報連相の基本 で報連相の本質(相手視点、主観と客観の切り分けなど)を理解しておくと、より効果的に使えます。
テンプレートの使い方
- 状況に合ったテンプレートを選ぶ
- 【】内を自分の状況に合わせて書き換える
- 不要な部分は削除する
- 「相手が知りたいこと」が書けているか確認する
- 送信前に読み返す
質問・確認のテンプレート
技術的な質問
【件名】【質問】〇〇について
お疲れ様です。【自分の名前】です。
【〇〇機能】の実装中に分からない点があり、質問させてください。
■ やりたいこと
【何を実現しようとしているか】
■ 現状
【今どこまでできているか/どこで詰まっているか】
■ 試したこと
- 【試したこと1】→ 【結果】
- 【試したこと2】→ 【結果】
■ エラーメッセージ(ある場合)
【エラーメッセージを貼り付け】
■ 質問
【具体的に何を教えてほしいか】
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 やりたいこと ゴールを明確に 「動きません」→「ユーザー一覧をJSON形式で返したい」 現状 具体的な状態を書く 「エラーです」→「APIを呼び出すと500エラーが返る」 試したこと 調べた証拠を示す 省略 → 「公式ドキュメントのサンプルを試したが同じエラー」 エラーメッセージ 全文を貼る 「エラーが出ました」→ エラー全文をコピペ 質問 Yes/Noで答えられる形に 「どうすればいいですか」→「〇〇が原因という理解で合っていますか」 なぜこれが大事か:「試したこと」を書くことで、相手は「この人は自分で調べた上で聞いている」と分かり、的確な回答がしやすくなります。
仕様の確認
【件名】【確認】〇〇画面の仕様について
お疲れ様です。【自分の名前】です。
【〇〇画面】の実装にあたり、仕様を確認させてください。
■ 確認したい点
設計書の【X章X節】に記載の【〇〇】について、
以下の理解で合っていますでしょうか。
【自分の理解を具体的に記載】
例:「入力値が空の場合はエラーとし、登録ボタンは押せない状態にする」
という理解でよろしいでしょうか。
■ 背景
【なぜこの確認が必要か/迷っている理由】
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 確認したい点 設計書の場所を明記 「仕様がわかりません」→「設計書3.2章の〇〇について」 自分の理解 仮説を立てて確認 「どうなりますか?」→「〇〇という理解で合っていますか?」 背景 なぜ迷ったかを書く 省略 → 「設計書と画面イメージで記載が異なるため」 なぜこれが大事か:自分の理解を示すことで、相手は「Yes」「No」「惜しい、〇〇が違う」と答えやすくなります。何も示さないと、相手はゼロから説明しなければなりません。
作業着手前の確認
【件名】【確認】〇〇タスクの進め方について
お疲れ様です。【自分の名前】です。
【〇〇タスク】について、着手前に進め方を確認させてください。
■ タスク概要
【何をするタスクか】
■ 予定している進め方
1. 【ステップ1】
2. 【ステップ2】
3. 【ステップ3】
■ 想定工数
【X時間/X日】
■ 確認したい点
- 上記の進め方で問題ないでしょうか
- 他に考慮すべき点はありますか
よろしくお願いいたします。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 進め方 具体的なステップを示す 「やります」→「①DB設計 ②API実装 ③テストの順で進めます」 想定工数 根拠も添えると◎ 「わかりません」→「類似タスクを参考に2日と想定」 確認したい点 不安な点を正直に 省略 → 「初めての技術なので見落としがあれば教えてください」 なぜこれが大事か:着手前に方向性を確認することで、「全部やり直し」を防げます。1年目は特に「確認してから進める」習慣が重要です。
報告のテンプレート
日次進捗報告
【件名】【日報】〇月〇日 【自分の名前】
お疲れ様です。本日の進捗をご報告します。
■ 本日の実績
- 【タスク1】:【完了/〇%完了】
- 【タスク2】:【完了/〇%完了】
■ 明日の予定
- 【タスク1】
- 【タスク2】
■ 課題・相談事項
【なければ「特になし」】
以上、よろしくお願いいたします。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 実績 進捗率を具体的に 「進めました」→「70%完了(残りはテストのみ)」 明日の予定 完了見込みも書く 「続きをやります」→「午前中に完了予定」 課題・相談 小さな懸念も書く 「特になし」で済ませがち → 「〇〇で少し詰まっているが調査中」 なぜこれが大事か:「課題・相談」は遠慮して省略しがちですが、小さな困りごとを書くことで早めにサポートを受けられます。
週次進捗報告
【件名】【週報】〇月〇日週 【自分の名前】
お疲れ様です。今週の進捗をご報告します。
■ 今週の実績
| タスク | 予定 | 実績 | 備考 |
|--------|------|------|------|
| 〇〇機能実装 | 100% | 100% | 完了 |
| △△テスト | 50% | 30% | 詳細は下記 |
■ 進捗の詳細
【△△テスト】
- 予定より遅れている理由:【理由】
- 対応策:【対応策】
- 完了見込み:【いつ】
■ 来週の予定
- 【タスク1】
- 【タスク2】
■ 課題・リスク
【なければ「特になし」】
以上、よろしくお願いいたします。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 予定と実績 差異を明確に 曖昧に書く → 表形式で予定/実績を並べる 遅れの理由 言い訳ではなく事実を 「忙しかった」→「想定外の不具合対応に2日かかった」 対応策 具体的なアクションを 「頑張ります」→「土曜出勤/他タスクの優先度を下げる」 なぜこれが大事か:遅延は隠さず報告することで、チームで対策を打てます。「対応策」を自分で考えて書くことで、問題解決能力も示せます。
作業完了報告
【件名】【完了報告】〇〇タスク
お疲れ様です。【自分の名前】です。
【〇〇タスク】が完了しましたのでご報告します。
■ 完了内容
【何をしたか】
■ 成果物
- 【ファイル名/URL/プルリクエスト番号など】
■ 動作確認
- 【確認した内容1】:OK
- 【確認した内容2】:OK
■ 備考
【特記事項があれば】
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 完了内容 何をしたか具体的に 「完了しました」→「ユーザー登録APIを実装しました」 成果物 すぐアクセスできる情報を 「見てください」→「PR #123: https://...」 動作確認 何を確認したか明記 省略 → 「正常系3パターン、エラー系2パターンを確認」 なぜこれが大事か:「動作確認」を書くことで、レビュアーは「ここまで確認済みなら、自分は〇〇を重点的に見よう」と効率的にレビューできます。
遅延報告
【件名】【報告】〇〇タスクの遅延について
お疲れ様です。【自分の名前】です。
【〇〇タスク】について、予定より遅れが発生しておりご報告します。
■ 状況
- 当初予定:【〇月〇日完了】
- 現在の見込み:【〇月〇日完了】
- 遅延日数:【X日】
■ 遅延の原因
【具体的な原因を記載】
■ 対応策
【どう挽回するか】
■ 影響範囲
【後続タスクへの影響など】
早期にご報告すべきところ、申し訳ございません。
ご相談させていただけますでしょうか。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 報告タイミング 遅延が確定したらすぐ 期限当日 → 遅れそうと分かった時点で 原因 客観的な事実を 「難しかった」→「ライブラリのバグに遭遇し調査に1日」 対応策 自分で考えた案を示す 「どうしたらいいですか」→「案A/案Bがありますがどちらがよいですか」 影響範囲 後続への影響も考える 省略 → 「結合テスト開始が1日遅れる見込み」 なぜこれが大事か:遅延報告は怖いですが、早く報告するほど対策の選択肢が増えます。「相談させてください」と書くことで、一緒に解決する姿勢を示せます。
不具合・障害のテンプレート
不具合報告
【件名】【不具合報告】〇〇画面で△△が発生
お疲れ様です。【自分の名前】です。
テスト中に不具合を発見しましたのでご報告します。
■ 概要
【〇〇画面】で【△△】すると、【□□】が発生する
■ 再現手順
1. 【〇〇画面】を開く
2. 【入力内容】を入力
3. 【ボタン名】をクリック
4. → 【発生する現象】
■ 期待する動作
【本来どうなるべきか】
■ 発生環境
- ブラウザ:【Chrome 120】
- OS:【Windows 11】
- 環境:【開発環境/テスト環境】
■ 発生頻度
【必ず発生/たまに発生/1回のみ】
■ エラーメッセージ(ある場合)
【エラーメッセージを貼り付け】
■ スクリーンショット
【添付または貼り付け】
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 概要 一文で伝わる要約 「バグです」→「ログイン画面でパスワードが平文で表示される」 再現手順 誰でも再現できる詳細さ 「操作したらエラー」→ 番号付きの具体的な手順 期待する動作 仕様を確認して書く 省略 → 「パスワードは●●●で表示されるべき」 発生頻度 再現性を明記 省略 → 「10回試して10回とも発生」 なぜこれが大事か:再現手順が詳細なほど、開発者は問題を早く特定できます。「概要」は件名にも使えるので、一目で分かる表現を心がけます。
障害発生の一報
【件名】【緊急】〇〇システムで障害発生
お疲れ様です。【自分の名前】です。
【〇〇システム】で障害が発生しましたので、取り急ぎご報告します。
■ 発生日時
【〇月〇日 〇時〇分】
■ 事象
【何が起きているか】
■ 影響範囲
【どのユーザー/機能に影響があるか】
■ 現在の状況
【調査中/対応中/復旧済み】
■ 対応者
【誰が対応しているか】
詳細が分かり次第、続報いたします。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 件名 緊急度を明確に 「障害」→「【緊急】本番環境で決済不可」 発生日時 正確な時刻を 「さっき」→「12月23日 14:32」 影響範囲 ビジネス影響を意識 「動きません」→「全ユーザーが注文完了できない状態」 現在の状況 進捗を明確に 省略 → 「原因調査中、15:00までに続報予定」 なぜこれが大事か:障害対応は「一報→続報→完了報告」の流れが基本。最初の一報は完璧でなくてよいので、分かっている情報をすぐに共有することが重要です。
レビュー依頼のテンプレート
プルリクエスト・コードレビュー依頼
【件名】【レビュー依頼】〇〇機能の実装
お疲れ様です。【自分の名前】です。
【〇〇機能】の実装が完了しましたので、レビューをお願いいたします。
■ プルリクエスト
【URL】
■ 概要
【何を実装したか】
■ 変更内容
- 【変更点1】
- 【変更点2】
- 【変更点3】
■ 確認ポイント
特に以下の点についてご確認いただけると助かります。
- 【確認してほしい点1】
- 【確認してほしい点2】
■ 動作確認
- 【確認した内容1】:OK
- 【確認した内容2】:OK
■ テスト
- 単体テスト:【追加済み/既存でカバー】
- 結合テスト:【確認済み/未確認】
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 概要 背景も含めて 「実装しました」→「パフォーマンス改善のためキャッシュ機能を追加」 変更内容 ファイル単位ではなく機能単位で 「5ファイル変更」→「①キャッシュ機構追加 ②既存処理のリファクタ」 確認ポイント 不安な箇所を正直に 省略 → 「初めて使う技術なのでベストプラクティスか確認してほしい」 動作確認 何をテストしたか 「動きます」→ 具体的なテストケース なぜこれが大事か:レビュアーの時間は有限です。「ここを重点的に見てほしい」と伝えることで、効率的で質の高いレビューを受けられます。
設計レビュー依頼
【件名】【レビュー依頼】〇〇機能の設計
お疲れ様です。【自分の名前】です。
【〇〇機能】の設計についてレビューをお願いいたします。
■ 設計書
【ファイルパス/URL】
■ 概要
【何の設計か】
■ 設計のポイント
- 【ポイント1】
- 【ポイント2】
■ 迷っている点
【判断に迷っている点があれば】
■ レビュー期限
【〇月〇日まで】
よろしくお願いいたします。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 設計のポイント なぜその設計にしたか 省略 → 「拡張性を考慮してStrategy パターンを採用」 迷っている点 代替案も示す 「分かりません」→「案Aと案Bで迷っています。〇〇の観点ではどちらが良いですか」 期限 余裕を持って設定 「今日中に」→ 最低2-3日の余裕を なぜこれが大事か:設計レビューは「なぜその設計か」の意図が伝わらないと、的外れなコメントを受けやすくなります。
その他のテンプレート
会議の議事録
【件名】【議事録】〇〇ミーティング(〇月〇日)
■ 基本情報
- 日時:〇月〇日 〇時〇分〜〇時〇分
- 参加者:【参加者名】
- 記録者:【自分の名前】
■ アジェンダ
1. 【議題1】
2. 【議題2】
■ 決定事項
- 【決定事項1】
- 【決定事項2】
■ TODO
| 内容 | 担当 | 期限 |
|------|------|------|
| 【TODO1】 | 【担当者】 | 【期限】 |
| 【TODO2】 | 【担当者】 | 【期限】 |
■ 次回
- 日時:【〇月〇日】
- 議題:【次回の議題】
以上
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 決定事項 曖昧さを残さない 「検討する」→「来週月曜までにAさんが調査し報告」 TODO 担当と期限を必ず 「対応する」→「田中さん:12/25までに見積もり作成」 議事録配布 当日中に送る 翌週 → 会議終了後2-3時間以内が理想 なぜこれが大事か:議事録は「言った言わない」を防ぐ重要な記録です。TODOに担当と期限がないと、誰も動かなくなります。
休暇・不在の連絡
【件名】【連絡】〇月〇日 休暇取得
お疲れ様です。【自分の名前】です。
下記の通り休暇を取得いたします。
■ 休暇日
〇月〇日(〇)
■ 理由
【私用/通院/など】
■ 対応
- 【担当タスク】は休暇前に完了予定
- 緊急の場合は【連絡先/代理の方】へご連絡ください
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 連絡タイミング 早めに連絡 前日 → 1週間前(可能なら) 対応 引き継ぎ事項を明確に 省略 → 「〇〇の件は△△さんに引き継ぎ済み」 緊急連絡先 本当に必要か考える なんでも連絡OK → 「〇〇の場合のみご連絡ください」 なぜこれが大事か:休暇は権利ですが、チームへの影響を最小限にする配慮を見せることで、気持ちよく休めます。
お礼
【件名】Re: 〇〇について
【相手の名前】さん
お疲れ様です。
先ほどはご対応いただき、ありがとうございました。
【具体的に何が助かったか】
おかげさまで【どう解決したか/どう進められるようになったか】。
今後ともよろしくお願いいたします。
ポイント解説
項目 意識すること NG例 → OK例 具体性 何が助かったか具体的に 「ありがとうございました」→「〇〇の件、教えていただいた方法で解決できました」 結果報告 どうなったか伝える 省略 → 「おかげで予定通りリリースできました」 タイミング なるべく早く 1週間後 → 当日〜翌日 なぜこれが大事か:お礼を具体的に伝えることで、相手は「役に立てた」と実感でき、次も気持ちよく助けてくれます。
チャット(Slack/Teams)用テンプレート
簡単な質問
お疲れ様です。質問させてください。
【〇〇】について、【△△】という理解で合っていますか?
(背景:【なぜ聞いているか】)
ポイント:チャットでも「自分の理解」と「背景」を添えると、回答精度が上がります。
クイック確認
お疲れ様です。確認です。
【〇〇】の件、【△△】で進めてよいでしょうか?
ポイント:「進めてよいか」と聞くことで、相手は「OK」「待って」だけで回答できます。
作業完了の報告
【〇〇タスク】完了しました。
PR: 【URL】
確認お願いします。
ポイント:チャットは短く。詳細はPR本文に書き、チャットはリンクを貼るだけでOK。
ヘルプ要請
すみません、【〇〇】で詰まっています。
【状況の簡単な説明】
5分ほどお時間いただけますか?
ポイント:「5分」など具体的な時間を示すと、相手は予定を調整しやすくなります。
テンプレート使用時の注意点
やるべきこと
| ポイント | 具体例 |
|---|---|
| 具体的に書く | 「問題があります」→「〇〇画面で△△エラーが発生します」 |
| 結論を先に書く | 件名と冒頭で要点を伝える |
| 箇条書きを活用 | 長文より読みやすい |
| 期限を明記 | いつまでに返事が欲しいか |
| 相手の立場で読み返す | 自分が受け取ったら分かるか確認 |
避けるべきこと
| NG | OK |
|---|---|
| 「なるべく早く」 | 「〇日までに」 |
| 「難しいです」 | 「〇〇の理由で△△日かかります」 |
| 感情的な表現 | 冷静に事実を書く |
| 言い訳から始める | まず結論、理由は後 |
| 長すぎる文章 | 要点を絞る |
関連ドキュメント
- 報連相の基本 - 報連相の考え方(相手視点、主観と客観の切り分け)
- 困ったときの対処法 - 質問の仕方
- 作業の依頼を受けたら - 報告の仕方
- 1年目の心構え - ビジネスコミュニケーション