第4部:実務スキル
案件参加から実装・テスト・不具合対応まで。
案件への参加から、実装、テスト、不具合対応まで、実際の業務の進め方を学びます。
技術スキルだけでは仕事は進みません。「どう動けばいいか」を知っているかどうかで、周囲からの信頼度が大きく変わります。
この部の活用の仕方
業務に入る前に一度読んでおく
この部は、業務に入る前に一通り目を通しておくことをおすすめします。
技術的なスキルは業務をしながら身につけることができますが、「案件に入ったら何をすべきか」「作業を依頼されたらどう動くか」といった立ち回り方は、知らないと最初から躓いてしまいます。
❌ 技術スキルだけ磨いて、業務の進め方は「なんとかなる」と思っている
⭕ 業務の基本的な流れを事前に把握しておく
実際の業務で振り返りながら読む
一度読んだだけでは、ピンとこない部分もあるかもしれません。
実際に業務を経験してから読み返すと、「ああ、こういうことだったのか」と理解が深まります。特に失敗したときや困ったときに該当ページを読むと、次に活かせる気づきが得られます。
flowchart LR
A[事前に一読] --> B[業務を経験]
B --> C[困ったことや<br>失敗を振り返る]
C --> D[該当ページを<br>読み返す]
D --> E[次に活かす]
E --> B
現場によってやり方は異なる
この部で紹介する進め方は、多くの現場で共通する基本的なものです。
ただし、現場によって以下のような違いがあります:
- ツールが違う - チケット管理がJIRAの現場もあれば、Backlogの現場もある
- プロセスが違う - レビューの手順やテストの進め方が異なる
- 文化が違う - 報連相の頻度やコミュニケーションスタイルが異なる
現場のルールを優先する
この教科書に書いてあることと現場のルールが違う場合は、現場のルールを優先してください。ここに書いてあるのは「よくあるパターン」であり、唯一の正解ではありません。
各章の概要
| 章 | トピック | いつ読むと効果的か |
|---|---|---|
| 第1章 | 案件開始 | プロジェクトに参加する前・参加直後 |
| 第2章 | 実装作業 | 初めてのコーディング作業を始める前 |
| 第3章 | テスト作業 | テスト工程に入る前 |
| 第4章 | 不具合対応 | バグ修正を担当することになったとき |
| 第5章 | コミュニケーション | チームでの作業に慣れてきたとき |
| 第6章 | 技術リファレンス | 必要になったときに都度参照 |
よくある疑問
Q. 技術スキルを先に身につけるべきでは?
A. 両方を並行して身につけるのがベストです。
技術スキルがあっても、報告の仕方が悪かったり、作業の進め方がまずかったりすると、チームに迷惑をかけてしまいます。逆に、実務スキルがあれば、技術が足りなくてもチームに貢献できる部分は多いです。
Q. 読んでも実感がわかないのですが?
A. それは正常です。業務を経験すれば実感できます。
実務経験がない状態では「そういうものか」程度の理解で大丈夫です。実際に業務を経験し、困ったことや失敗を経験してから読み返すと、書いてあることの意味が身に染みてわかります。
Q. 先輩の指示と違うことが書いてある場合は?
A. 先輩の指示を優先してください。
現場にはその現場なりの理由やルールがあります。まずは現場のやり方に従い、その理由を理解することが大切です。疑問があれば「なぜこのやり方なのか」を質問してみましょう。
第2章:実装作業
コードを書く作業の進め方を学びます。